経理でおススメしたい資格について、現役経理マンが厳選して解説します!

簿記以外だと経理で資格はどんなものがあるのかな?

経理で本当に役に立つ資格は何なのだろう。。

実際のところ経理ではどんな資格を持ってる人が多いのかな。。

経理資格一覧

どんな資格がある?

経理が関係する資格を挙げると次のような資格が考えられます。

  • 日商簿記検定
  • TOEIC
  • FASS検定
  • 給与計算検定
  • ビジネス会計検定
  • FP
  • 税理士
  • 公認会計士
  • USCPA

確かに多いですよね。

資格が多すぎて、何を勉強すべきか、何から勉強していけばいいか迷っていまうかもしれません。

どの資格を勉強すればいい?

そこで、資格取得を行う際の判断基準として、以下の2つのポイントを押さえると良いでしょう。

  • 実務や転職で役に立つこと
  • 合格まで継続的に学習を続けられること

取得する過程で直接的に実務に役立つこと、取得すると転職市場での評価が高いことが重要です。

おススメを言うと、先に行っておくと次の3つです。

  • 日商簿記検定
  • TOEIC
  • USCPA

税理士や公認会計士は、莫大な勉強時間が必要で、注意が必要です。

残念ですが、貴重な20代や30代を勉強に捧げ、成果が出ないまま途中撤退する方が数多くいます。

資格マニアになるのが目的?

経理の資格がたくさんある中で、全て取得すれば良いというわけではありません。

簡単な全ての資格を取ったとしても、転職活動が有利になるわけではないのです。

公認会計士や税理士が履歴書に簿記3級取得と記載しないことを考えてみてください。

皆さんは資格マニアになりたいわけではないと思います。

自分にとって本当に価値のある資格の勉強に時間を費やしましょう。

おススメの3つの資格

日商簿記2級

簿記2級は、簿記の知識は経理の実務に密接に関わっています。

仕訳から始まり決算書の作成に至るまで、簿記の知識をフルに活用する場面が多々あります。

逆に、簿記の知識がなければ、経理業務を遂行するのは非常に困難です。

それほど、簿記は経理において不可欠なスキルと言えるでしょう。

取得することで、

  • 実務の理解が深まる
  • 企業の財政状態と経営成績を理解できる
  • 転職時に評価されやすい

といったメリットがあります。

一昔前は合格率40%程度でしたが、近年は20~30%と低めです。

難しい資格ではありますが、取得する価値は十分にあります。

TOEIC

TOEICは実践的なビジネス英語を学ぶことができる資格です。

TOEICは、合否があるわけではなく、990点満点の5点刻みのスコアで結果が出ます。

試験も1,2月に1回開催され受験しやすいことから、学習モチベーションは保ちやすいです。

また、TOEICをおすすめする理由は、日本の転職市場において「英語力がある」と客観的にアピールできる点にあります。

海外展開を展開する日系企業や外資系企業では、経理であっても英語力が求められます。

場合によっては、英語を使用した実務経験よりもTOEICのスコアが評価される(足きりで使用される)こともあります。

USCPA

英語が苦手でない若い方はUSCPA(米国公認会計士)の取得もおススメです。

近年、企業の海外取引はますます増加しています。

経理においても会計知識と英語力が求められる場面が増えています。

USCPAは、日本の公認会計士に比べると、学習量は少なく、難易度も低い試験です。

それにもかかわらず、転職市場での評価は非常に高い資格です。

スクール代や受験料は高額ですが、若手であれば、監査法人に簡単に入社できるのですぐにペイできるでしょう。

最近ですと、USCPAの科目合格で監査法人のBIG4において採用事例があるときいています。

日本の公認会計士受験生にとってはたまったもんじゃないですね。。

いずれにせよ、USCPAは、会計知識と英語力を兼ね備えた人材としてアピールすることが可能です。

まとめ

以上、経理の資格について解説しました。

繰り返しになりますが、経理でキャリアアップを目指す際には以下の2点が重要です。

  • 実務や転職で役に立つこと
  • 合格まで継続的に学習を続けられること

このポイントを踏まえた上で、おすすめする資格は以下の3つです。

  • 簿記2級
  • TOEIC 700点以上
  • USCPA(米国公認会計士)
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