経理は楽しいのか?
経理は、本当に楽しい仕事です。
でも、経理に向いていない人にとっては楽しい仕事ではないかもしれません。
また「自分が経理に向いているかどうか」を確認することが重要です。
というのは、経理は特徴的な業務が多く、向いている人にとっては非常にやりがいを感じられる仕事です。
その一方で、向いていない人には苦痛に感じる場合があるからです。
経理に向いているかどうかで、仕事へ満足できるかどうかが変わってくるためです。
経理で日々楽しいと感じることは?
新しい知識やスキルの習得
経理の仕事は、実際には新しい知識やスキルを習得する機会が豊富にあります。
自分の担当している業務は上司よりも詳しくなるのは当たり前です。
会計基準や税法といった知識や実務能力を高めていくことで、経理チーム内や他部署からも頼りにされるでしょう。
会社の全てがわかる
経理には、会社のお金に関する取引情報が全て集まってきます。
例えば、
- コンサル費用から、投資や買収先の会社の情報
- 他社との訴訟トラブルの実態
といった全社的に影響のある内容から、
- 懲戒処分をされている人の不正の内容
- お偉いさんがいつどこで誰に対して接待を行っているか
といったちょっとしたゴシップネタまで把握することができます。
全社の機密情報を把握できるのは、経理ならではの醍醐味といえるでしょう。
ワークライフバランス
経理の仕事は、繁忙期と閑散期の差がはっきりしています。
上場企業であれば、年4回の決算発表に向けて、毎四半期のスケジュールはおよそ同じです。
忙しい時期と余裕のある時期を事前に把握できるため、プライベートの予定を調整しやすいです。
その結果、生産性が上がると、残業時間も減少します。
また、知識や経験を深めれば深めるほど業務の効率化を進めることができます
プライベートを充実させたいという人にとって、経理は働きやすく、楽しい仕事だと感じられるでしょう。
一方で、
- 長年にわたり残業が続く
- どんなに上司に訴えても業務量の負担が減らない
といった場合は、会社自体に問題があるケースが多いです。
このような状況では、転職を検討することをおすすめします。
経理で中長期の観点で楽しいと感じることは?
キャリアを選べる
経理が楽しいと感じられる理由の一つに、自分のキャリアを柔軟に選べる点が挙げられます。
経理の仕事は専門性が高く、さまざまな分野に特化することが可能です。
たとえば、
- 原価計算
- 連結決算
- 税務
といった業務の中から、自分が興味を持った分野で経験を積んでいくことができます。
また、現在の仕事で物足りなさを感じた場合には、新たな挑戦をするチャンスが広がります。
社内異動を行うとしても、
- 内部監査
- 経営企画
といった部署は異動しやすく、経理経験は歓迎されやすいです。
会社を選べる
また、経理は他の職種に比べて転職しやすいという特長があります。
自身の希望やライフスタイルに合った職場を見つけやすいのが魅力です。
例えば、
- 裁量のある働き方をしたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 語学力を活かしたい
といった個々の希望に応じた企業を見つけることは難しくはありません。
ただし、年齢や資格の有無が影響することもあるため、気になる場合は転職エージェントに相談してみると良いでしょう。
まとめ
以上、経理が楽しい理由について解説しました。
大切な点を繰り返しますと、経理の仕事はやりがいがあり、楽しい職種です。
ただし、その楽しさを感じるためには、自分が経理に向いているかどうかを確認することも重要です。
経理の特徴をしっかり理解した上で、自分のやりたいキャリアを実現しましょう。