経理の人間関係や経理の人間関係で困ったときの考え方について解説していきます!
経理の人間関係
経理の同僚や上司
経理で接することとなる主な人間関係として挙げられるのは、同じ経理部内の同僚や上司です。
同じ部署内で仕事を進める以上、密な連携が求められます。
例えば、
- 同僚に作成した資料を渡して、仕訳を起票してもらう
- 上司に担当案件の進捗状況を説明する
といったことが日常的に発生します。
例えば決算は、一人一人に担当業務が割り当てられますが、経理部内のメンバーとで協力して行うものです。
そのため、経理部内のメンバーとコミュニケーションは不可欠です。
経理以外の部署
次に、重要な人間関係として挙げられるのが、経理以外の部署です。
経理が決算の数値を作成するにあたって、他部署からのデータ提供は欠かせません。
具体的には、
- 受注販売データは営業部
- 発注検収データは資材部
- 固定資産データは生産部
- 経費精算は全部署
といった具合に、さまざまな部署からの情報が必要です。
逆に経理の作成したデータを経営企画部や役員に報告する機会もあるでしょう。
そのため、経理業務において他部署との連携は非常に重要です。
社外の関係者
最後に、経理が関わる人間関係として挙げられるのは、外部の会社の担当者です。
監査法人
監査法人の役割は、会社の財務数値が正確かどうかを確認することです。
一方、決算数値の作成は経理の責任であるため、彼らとのコミュニケーションが不可欠です。
税理士
中小企業の場合は、税理士がこの役割を担うことが多いです。
いずれにせよ、経理は外部の専門家と連携し、会社の業績を正確に作成する必要があります。
その他
また、経理業務の効率化のために、外部のコンサルタントを活用するケースもあります。
例えば、よくCMでも見かける経費精算の効率化といった場合です。
経理の人間関係でストレスを感じる場面
他部署からの資料収集
経理の仕事では、他部署からの情報収集が不可欠です。
その際、収集するデータが
- 期日を過ぎそう
- 誤っている
場合は、
- 催促を行う
- 間違っている部分を詳しく説明する
必要があり、ストレスを感じることもあるでしょう。
また、あらかじめ資料提供を丁寧に要請していても、協力的ではない部署や人も多いです。
各人がそれぞれ抱えている仕事があるので、当然と言えば当然です。
一方、経理にとっては期日までに成果物を完成させることが何よりも重要です。
最終的に、仕事が完遂できないことで面倒を被るのは自身です。
他部署が期日を守ってくれないことに、どんなに不平を言っていてもしょうがないです。
日頃から収集するデータを期日通りに入手できるように、コミュニケーションを取って、良い関係を築きましょう。
同僚からの引継ぎ
引継ぎが十分に行われないことはストレスを感じてしまいますよね。
そもそも経理の中途採用は、欠員募集で行われることが多いです。
そのため十分な引継ぎが期待できないことが大半です。
- マニュアル
- 引継ぎ期間
が十分でない中、引継ぎが不十分だと、業務もあまり理解できず、ミスや誤りがあった場合は自分の責任となってしま可能性もあります。
引継ぎの際は、粘り強くキャッチアップする姿勢が大切です。
一見当たり前のように思えますが、経理の業務では極めて重要なのが、「分からないことは必ず質問すること」が重要です。
監査法人への対応
監査法人は、上場企業や大企業の監査を行います。
主に経理が作成した決算に関係する膨大な資料のチェックです。
そのチェックは非常に事細かいものです。
- この資料に関して質問があります
- こういった資料を追加で提出してもらえますか
と、経理と監査法人間でやり取りが際限なく飛び交います。
中には、決算体制が盤石で、監査人による質問や指摘事項が少ない企業もあるかもしれません。
しかし、多く企業では、決算の仕事を行いながら、決算発表ギリギリまで監査法人への対応は続きます。
- この間説明したのに、なぜまた同じ質問を?
- 今さらこんなことを聞いてくるの?
といった不満が積もってしまうこともあるでしょう。
それでも経理の人間関係で、ストレスを感じることの一つです。
経理の人間関係についての考え方
経理は転職しやすい職種です。
スキルと経験を養っていくことで、自分にとって良い条件の企業で働くことができます。
収入や残業の多さといったいわゆる好条件かどうかだけではなく、気になっていた仕事や異なる業界を求めることも可能です。
たとえ、希望した企業に入れたとしても、人間関係が良好な状態が続くとは限りません。
長い社会人生活において、時には、苦手な人と一緒に働かざるを得ない機会もあるでしょう。。
そんなとき、「この職場で一生働くのか…」と考えると、精神的に追い詰められてしまいますよね。
経理職は転職がしやすい職種ということを理解し、自分にはいくつもの選択肢があるということを常に認識しておきましょう。
職場に縛られることなく、前向きな気持ちで働くことが何より大切です。
まとめ
以上、経理における人間関係について解説しました。
経理には、社内外で多くの人と協力して仕事を行っていく必要があります。
業務を円滑に進めるためにも、日頃から良好な人間関係を築くことが欠かせません。