結論から言うと、経理1年目や未経験経理は辛いものです。
経理の仕事は初めが一番辛く、だんだん慣れてきて余裕が出てくるものです。
本記事では、経理が辛い理由とアドバイスについて詳しく解説していきます!
経理のメリット
手に職がつく
経理は勉強したことが仕事に役に立つ職種です。
しかも学んだ内容は、今の会社に役立つだけではありません。
転職した場合に、他の会社でも生かすことができるのです。
内勤や在宅勤務
内勤だと、外回りや営業ノルマに追われる心配はありません。
暑い夏も寒い冬もオフィスの中で快適仕事を行えることです。
また経理は在宅勤務との相性が良く、会社によってはフルリモートを実現できる素晴らしい職種です。
仕事が辛い
エクセル、とにかくエクセル。。
大学やこれまでの職歴でエクセルをあまり使用した経験がない人も多いでしょう。
経理はエクセルで膨大なデータを扱う仕事です。
基本的なエクセルのショートカットや関数を覚えていかないと作業効率は上がりません。
私が新卒で経理部に入って驚いたのは、何千行ものデータを扱うことでした。
膨大なデータを扱っているので、なかなかPCが反応せず、基本操作がおぼつかないので何度も手間取りが生じると嫌になってしまいますよね。
専門用語や社内用語がわからない
指示を受けても意味や意図が全く分からず、理解できないことが多々あります。
使用されている単語自体の意味が分からないと、会話にはついていけないですよね。
経理の新卒や未経験者は、簿記の勉強をしている人が多いと思います。
『APが落ちていないのは~』など、簿記のテキストに載っていない用語が思った以上に飛び交っていることに気づくでしょう。
初めてであれば、何を言っているのか理解できないのは当たり前です。
社内でしか使われない用語や略語に関しても、少しずつ覚えていくしかありません。
期限に追われる
経理の業務は、日々の支払や決算締めなど、厳密な締切があります。
作業の締め日が集中する、決算時期は毎日のように期限を守って仕事を進めるため、非常に忙しくなります。
最初は確かに大変ですが、経理の仕事はルーティンワークが中心で、やるべき業務は決まっています。
そのため、期限に追われる前に業務を洗い出しし、事前に準備を整えておくことが重要です。
引継ぎが十分ではない
経理の仕事は基本的にOJTで習得していくため、引き継ぎがうまくいかないことも珍しくありません。
一方、前任者も自分の仕事があるので、引き継ぎに十分な時間を割くのは難しいことが多いです。
受け身の姿勢では、前任者も積極的に教えてくれないので、業務の習得が進まないことは良くありません。
重要なのは、作業の目的を理解しながら、積極的に質問することです。
たとえ嫌な顔をされても、引き継ぎは前任者の義務であり、質問する側が悪いわけではありません。
職場環境が辛い
上記の「ツライ」は仕事にだんだん慣れることで解決することが多いです。
経理の仕事自体は嫌いではないけれど、職場環境に原因がある場合について、解説していきます。
上司がヤバい
上司の指示出しの口調が強く、言い方がきついと感じることもあるでしょう。
新卒や未経験だと判断を仰ぎたいシーンは多々あります。
気軽に質問することもできないようであれば、仕事も理解できるようになるないので、ストレスがたまる一方ですよね。
デスクワークが辛い
経理の仕事は、長時間同じ姿勢でPCを操作を行うことが多いです。
また、細かい数字やデータのチェックを繰り返す業務が多いため、気づくとPCとにらめっこしていることも多いです。
そのため、肩こりや目の疲れを感じる人が多いです。
これもどうしても合わない人がいるのは事実です。
辛くてたまらない場合は
他の職種を考える
経理の仕事がきついと感じる方は、職種を変えるのも一つの選択肢です。
経理は主に数字と向き合い、集計や分析を行うのが中心の仕事です。
人と接したり、刺激的な仕事を求める方にとっては、少し退屈に感じるかもしれません。
経理は向き不向きがはっきりする仕事です。
経理の仕事が嫌であっても、簿記や税務に興味がある人は会計事務所を候補に考えてください。
転職する
もし経理の仕事が嫌いではないのに、仕事がツライと感じる場合、転職を検討することも一つの選択肢です。
なぜなら、それは職場環境に原因があるかもしれないからです。
経理は『コストセンター』として、利益を生まない部署だとレッテルを貼られやすい傾向があります。
会社によっては経理の立場が弱く、本来経理が担当しない業務を押し付けられることもあります。
そんな環境では、付加価値の高い仕事を経験することができません。
良いキャリアを作っていくことは難しいです。
まとめ
以上、経理業務が辛い理由について解説しました。
重要なのは、その原因を理解し、工夫を凝らすことです。
もし経理の仕事で辛さを感じているなら、その原因が「経理の仕事自体」なのか「職場環境」なのかを明確にすることをおすすめします。
曖昧なままだと、次の行動に移すことが難しくなります。
まずは、何が辛いのか、どの部分にストレスを感じているのかを整理してみましょう。